カーボンニュートラルへの挑戦
特集
» 2022年06月07日 08時00分 公開

国産巨大3Dプリンタとリサイクルシステムを一体化、「鎌倉発」の最先端ラボ公開サステナブル設計(1/4 ページ)

慶應義塾大学SFC研究所 環デザイン&デジタルマニュファクチャリング共創ラボは、科学技術振興機構の「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」において、地域共創分野育成型プロジェクトとして採択された「デジタル駆動超資源循環参加型社会共創拠点」の地域研究活動サテライト拠点として開設する「リサイクリエーション 慶應鎌倉ラボ」の内覧会を開催した。

[八木沢篤,MONOist]

 慶應義塾大学SFC研究所 環デザイン&デジタルマニュファクチャリング共創ラボは2022年6月3日、科学技術振興機構(JST)の「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」において、地域共創分野育成型プロジェクトとして採択された「デジタル駆動超資源循環参加型社会共創拠点」の地域研究活動サテライト拠点として開設する「リサイクリエーション 慶應鎌倉ラボ」(以下、リサイクリエーションラボ)の内覧会および説明会を報道陣向けに開催した。

 本稿では、多くの写真を交えながらリサイクリエーションラボの内部の様子や、今後の活動内容などについて詳しく紹介する。

JR鎌倉駅から徒歩5分ほどの場所に開設された「リサイクリエーション 慶應鎌倉ラボ」。観光名所らしく、多くの観光客でにぎわっており、足を止めてラボをのぞき込む人も珍しくない JR鎌倉駅から徒歩5分ほどの場所に開設された「リサイクリエーション 慶應鎌倉ラボ」。観光名所らしく、多くの観光客でにぎわっており、足を止めてラボをのぞき込む人も珍しくない[クリックで拡大]

鎌倉市における市民参加型資源循環の取り組みを推進

 COI-NEXT 地域共創分野は、未来の在りたい地域の社会像を策定し、その達成に向けて、バックキャスティングによる研究開発を推進すると同時に、大学/企業/自治体などによる産学官共創拠点を形成し、地域の社会課題解決や地域経済の発展を目指すプログラムである。

 同プログラムの地域共創分野育成型プロジェクトとして採択されたデジタル駆動超資源循環参加型社会共創拠点は、慶應義塾大学が代表機関を務め、幹事自治体の鎌倉市、企業21社(幹事企業:カヤック)が参画し、2021年10月から活動を開始。慶應義塾大学 環境情報学部 教授の田中浩也氏がプロジェクトのリーダーを務めている。

ラボ内の設備について説明する慶應義塾大学 環境情報学部 教授の田中浩也氏 ラボ内の設備について説明する慶應義塾大学 環境情報学部 教授の田中浩也氏[クリックで拡大]

 今回、JR鎌倉駅から徒歩5分ほどの場所に開設したリサイクリエーションラボは、プラスチック高付加価値アップサイクルのための都市型施設として機能し、鎌倉市における市民参加型資源循環の取り組みを推進する役目を担う。

ラボ内には廃プラを再生して3Dプリンタで製造した家具などがたくさん並ぶ ラボ内には廃プラを再生して3Dプリンタで製造した家具などがたくさん並ぶ[クリックで拡大] 出所:慶應義塾大学SFC研究所
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