　Cadence Design Systems（ケイデンス）は2023年11月13日（現地時間）、Autodesk（オートデスク）と協業し、スマート製品の統合設計ソリューションを提供すると発表した。「Autodesk Fusion」とケイデンスのPCBソリューションを活用した、インテリジェントなシステム設計を加速させる。

　両社は、Autodesk Fusionとケイデンスの生成AI（人工知能）を備えた「Allegro X」「OrCAD X」を1つのソリューションに統合。クラウドベースの機械設計や、生成AIとML（機械学習）を用いたPCB設計により、電力、熱、電磁気などのマルチフィジックス解析を最大限に活用した協調設計を促進する。

　スマート製品を迅速に市場投入するには、電子および機械設計者の効率的な連携作業が重要なポイントとなる。新たな統合ソリューションにより、両設計者のシームレスな双方向コミュニケーションが可能になり、スマート製品の開発効率化に寄与する。

⇒ その他の「メカ設計」関連ニュースはこちら

「Autodesk AI」が非創造的な作業からの解放やデータ分析、洞察の獲得を促進
Autodeskは年次グローバルカンファレンス「Autodesk University 2023」のゼネラルセッション（1日目）において、AIを活用した新たなソリューション「Autodesk AI」を発表した。
「Autodesk Platform Services」をベースとする3つの業界別クラウドを発表
Autodeskは、グローバルカンファレンス「Autodesk University 2022」において、ワークフローやプロセス、ツールやデータ、人やチームをオープンなエコシステムでつなげ、デジタルトランスフォーメーション（DX）の推進を支援する3つの業界別クラウド「Autodesk Fusion」「Autodesk Flow」「Autodesk Forma」を発表した。
従来比最大10倍高速なシステム設計解析向けのソリューションを発表
Cadence Design Systems（ケイデンス）は、システム設計と解析向けのソリューション「Cadence Clarity 3D Solver」を発表した。従来比で最大10倍高速なシミュレーションパフォーマンスと、大規模モデルに対応する。
超小型衛星の開発を単一プラットフォームで、ジェネレーティブデザインや金属3Dプリンタも活用
オートデスクは、同社ソリューションやソディックの金属3Dプリンタを活用したモノづくりの先進事例として、日本大学理工学部航空宇宙工学科が研究開発を進めている超小型衛星「CubeSat」および小型衛星トレーニングキット「HEPTA-Sat」の取り組みを紹介するプレスツアーを開催した。
「Fusion 360」などオートデスク製品のロゴが一新、ブランド再構築の動きを加速
Autodesk（オートデスク）は、各製品ロゴイメージを一新した。同社Webサイト上では新たな製品ロゴが適用されはじめている。また、一部製品の公式SNSアカウントでは製品ロゴ変更のお知らせが掲載されている他、それ以外の製品についてもSNSのプロフィール写真やカバー画像などが更新されている。
「Fusion 360」に2つの製品設計機能を追加、2022年早期にリリース予定
Autodeskは、クラウドベースの統合設計開発プラットフォーム「Fusion 360」に、プロダクトデザインエクステンションとシミュレーションエクステンションの2つの製品設計機能を追加する。