マグネスケールは、新たな事業所として、奈良県にレーザースケールの生産工場を建設する。生産拠点を新設し、生産上限を拡大することで、レーザースケール需要の高まりに応える。
マグネスケールは2023年9月28日、新たな事業所として、奈良県にレーザースケールの生産工場を建設すると発表した。生産拠点を新設し、生産上限を拡大することで、レーザースケール需要の高まりに応える。
同社は、奈良市と大和郡山市にまたがる土地に約117億円(機械設備含む)を投資し、奈良事業所を建設する。地上3階、地下1階の生産工場は敷地面積が1万3220m2で、 延床面積は1万7623m2。起工式は同月26日に実施しており、建物の完成は2025年5月末、操業開始は2025年9月を目指す。
現在は神奈川県の伊勢原事業所でレーザースケールを製造しているが、伊勢原事業所では、2025年に生産能力が上限の2万5000軸に達する見込みだ。年間生産能力が約3万5000軸の奈良事業所が完成することで、伊勢原事業所と合わせて最大6万軸を確保する。なお、現地雇用は約50人から開始し、150人規模まで段階的に増やしていく。
半導体製造装置や高精度な金属加工機に使用されるレーザースケールは、市場での需要と重要性が高まっており、安定した供給が求められている。奈良事業所は生産能力の拡大に加えて、最先端のレーザースケール開発設備を備え、高まる市場ニーズに応える。また、伊勢原事業所との相互バックアップ機能を持たせて、災害時の事業継続体制(BCP)を構築する。
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