設計者CAEの取り組みを進める上で重要なことについては、第1位が「適切なツール選定/導入」、第2位が「ノウハウの蓄積」、第3位が「教育体制の整備/習得機会の提供」という結果となった。その他、「旗振り役(推進者/リーダー)の決定」「経営層の理解」「部門長の理解」などにも回答が集まっており、組織として取り組むことを重視する様子がうかがえる。
さらに、設計者CAEに求められるツール要件について聞いたところ、第1位が「操作性/使い勝手の良さ」、第2位が「解析結果の比較/検討のしやすさ」、第3位が「3D CADとの連携性」という結果となった。
一方で、設計者CAEを実施していない現場の声も聞いた。理由の第1位が「予算が確保できないため」、第2位が「組織や体制が整備されていないため」、第3位が「解析に関する知識不足のため」となり、組織の後押しや理解、専門知識のある解析専任部隊の協力が得られにくい状況が見て取れる。
その他、アンケートでは今後の実施意向や設計者CAEの取り組みを始める上で必要なことなどについても聞いている。
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