日本環境アメニティは、プロユースの音響拡散体「オトノハ」を2023年10月2日から販売開始する。黄金比と植物が持つ黄金角の規則を、機能とデザインに活用した。
日本環境アメニティは2023年8月9日、プロユースの音響拡散体「オトノハ」を同年10月2日から販売開始すると発表した。
音響拡散体とは、反射音を散乱させて室内の響きを調整する音響改善策の一つであり、音響/音楽制作のプロフェッショナルやオーディオ愛好家など、音響にこだわりのあるユーザーに活用されている。
オトノハは、人間が最も美しいと感じる比率である“黄金比”と、植物の葉や花びらが一定の角度に従って生える“黄金角”の規則を、機能とデザインに活用した音響拡散体である。黄金角で配置された立体にぶつかった音を球状に散乱させて、自然でクリアな音空間を作り出す。インテリアのように空間になじみやすいデザイン(木箱に寄せ植えした植物をイメージした意匠)と、優れた機能性と可搬性を兼ね備えており、誰でも手軽に音空間の改善が図れ、心地よい室内環境を実現できるという。
ラインアップは、設置や持ち運びが容易な「Ivy wall」と、黄金比と黄金角をふんだんに利用して、音の散乱機能をより一層高めた3Dプリンタ製の「Container garden」の2種類を用意する。
Ivy wallは、自宅や会議室、学校の音楽室や視聴覚室、飲食店、ライブハウスといったあらゆる室内空間における、楽器演奏や歌唱、スピーカー再生、ホームシアター、オンライン会議などで活用できる。平置き、壁掛け、空間など、さまざまな設置に対応する。サイズは300×300×42.5mmで、重さは約600g。素材はABS樹脂で、カラーはホワイトグレーとグレージュの2色。販売価格(税込み)は1万780円となる。
3Dプリンタによって緻密な形状が施されたContainer gardenは、小さいながらも音の散乱効果に優れており、スタジオエンジニアなどの専門家やオーディオマニアに最適な音響拡散体だという。サイズは200×200×60mmで、重さは約865g。素材はナイロンで、カラーはブラックのみ。販売価格(同)は15万1800円だ。
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