I/Oポート周辺は水ぬれのリスクが高く故障の原因になりやすい。タフブックシリーズでは、フタの開閉時の接触摩耗に耐えられる設計を施し、防水性を高めるクッション材(シート)も温度変化や摩擦に強い素材を採用している。「ユーザーのさまざまな使用環境を想定し、そうした環境に適した素材を選定することで、防水性能を確実に担保し、長期使用できる製品をお届けしている」(同社)。
タフブックシリーズは、ユーザー自身で交換可能な着脱式バッテリーが採用されているが、バッテリーの安全設計に関してもさまざまな工夫が施されている。例えば、ソフトウェアの面では、各バッテリーセルの電流、電圧、温度などを監視して異常状態を検出する「自動予測モニタリング」や、バッテリーの劣化状態に応じて充電電圧を制御する「アクティブスマート充電」が搭載されている。
ハードウェア面では、バッテリーセル間に物理的な防火バリアを設けてバッテリー発火時の延焼を防ぐ「セーフティーセル構造」を採用している。万一、バッテリーが発火してしまった場合には、本体底面のスリット部に敷かれた防水シートがバッテリー発火による熱で溶け、本体内部に発生したガスをスリットから効果的に外に逃がす構造(特許技術)となっている。
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