イートアンドフーズは、中華専門店の「大阪王将」ブランドを製造する関東工場で、今後導入する主要な冷凍冷蔵設備の冷媒を自然冷媒に切り替え、さらなるCO2排出量の削減を目指す。
イートアンドホールディングスは2023年7月11日、子会社のイートアンドフーズ関東工場(群馬県板倉町)が、今後新たに導入する主要な冷凍冷蔵設備の冷媒を自然冷媒に切り替えると発表した。同工場は中華専門店「大阪王将」ブランドの冷凍食品を製造している。
今回導入する自然冷媒は100%省エネ型を計画している。関東第一工場のシウマイ製造ラインと関東第三工場の羽根つきギョーザ製造ラインでは、既に省エネ型自然冷媒の冷凍冷蔵設備を導入済みで、合計で年間約216.3トン(t)のCO2排出量を削減した。両ラインでは、直膨式CO2冷凍機とCO2冷却器を用いたフリーザー急速凍結システムを採用している。
イートアンドフーズ関東工場では、これまでに太陽光発電の導入、キャベツの芯や外葉、肉ミンチなどロスの堆肥化、飼料化の促進といった、CO2排出量削減の取り組みを実施してきた。今後、自然冷媒を用いた冷凍冷蔵設備を増やすことにより、さらなるCO2排出量の削減を図る。
三菱電機が冷媒漏えい箇所を特定する新技術を冷凍機に実装、作業時間の短縮を実現
ニーズ高まる大型冷凍倉庫、自然冷媒の冷凍機活用で大幅な省エネとCO2削減を実現
IoTを活用した冷凍設備の運用、保全効率化ソリューションを実用化
ダイキンが新冷媒の特許を無償開放、HFC-32採用空調機器の市場拡大へ
「JRECOフロン対策格付け」を公表、Aランク企業は東ソーや三洋化成などの49社
IoT、AIを活用した食品小売業向け冷蔵/冷凍設備運用サービスを提供Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
素材/化学の記事ランキング
コーナーリンク