DMG森精機は2023年7月5日、工場内の工作機械や周辺機器をネットワークに接続する「DMG MORI GATEWAY」の提供を開始した。
DMG森精機は2023年7月5日、工場内の工作機械や周辺機器をネットワークに接続する「DMG MORI GATEWAY」の提供を開始したことを発表した。
工場内にある機械設備やネットワーク環境に応じて、ハードウェアの提供、ネットワークの構築、導入作業、クラウドサービスへの接続までをワンストップで対応する。DMG森精機の製品に限らず、他社製品も含めた工作機械、自動化システムや3次元測定器などの周辺機器をネットワークにつなげることが可能だ。
DMG森精機の機械稼働モニタリングサービス「DMG MORI MESSENGER」や工具一元管理システム「MCC-TMS」、リモート保守サービス「NETSERVICE」、機械遠隔操作ソフトウェア「MORI-MONITOR」やユーザーの生産システムと機械稼働データとの連携もでき、製造現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)促進に貢献する。
専用の携帯回線を用いて業務提携しているマイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」に接続し、厳格なセキュリティコントロールの下、データを暗号化して安全に管理、運用できる。ユーザーのサーバ内に構築することも可能だ。
DMG森精機ではDMG MORI GATEWAYの提供を日本国内からスタートし、海外向けには順次提供開始予定としている。
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