CYBERDYNEは、小柄な患者が使用できる小型の医療用HAL下肢タイプについて、日本における医療機器承認を申請した。適用疾患は、既承認の医療用HALと同様の、神経筋難病8疾患および脊髄疾患2疾患だ。
CYBERDYNEは2023年6月21日、小柄な患者が使用できる小型の医療用HAL下肢タイプ(医療用HAL)について、日本における医療機器承認を申請したと発表した。
小型モデルの医療機器承認申請は、これまでサイズが合わず、医療用HALを利用できなかった患者の治療機会を拡大するためのもの。既承認の医療用HALは対象体重が40〜100kg、対象身長の目安が150〜190cmであるのに対し、小型モデルは対象体重が15〜50kg、対象身長の目安が100〜150cmだ。
小型医療用HALの適用疾患は、既に承認済みの医療用HALと同様になる。脊髄性筋萎縮症(SMA)、球脊髄性筋萎縮症(SBMA)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、シャルコー・マリー・トゥース病(CMT)、遠位型ミオパチー、封入体筋炎(IBM)、先天性ミオパチー、筋ジストロフィーの神経筋難病8疾患と、HTLV-1関連脊髄症(HAM)、遺伝性痙性対まひの脊髄疾患2疾患だ。
CYBERDYNEは、日本に続いて欧州、米国、アジアなどでも小型医療用HALの医療機器申請を進めるとしている。
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