2022年の世界半導体材料市場は過去最高の10.1兆円、対前年8.9%増製造マネジメントニュース

SEMIが発表した最新の半導体材料市場レポートによると、2022年の世界の半導体材料市場は、対前年8.9%増の727億ドルで、過去最高額だった2021年の668億ドルを更新した。

» 2023年06月26日 13時30分 公開
[MONOist]

 SEMIは2023年6月13日(現地時間)、最新の半導体材料市場レポートで、2022年の世界の半導体材料市場は、対前年8.9%増の727億ドル(約10兆1000億円)だったと発表した。過去最高額だった2021年の668億ドル(約9兆3200億円)を更新した。

 2022年の売上高の材料別内訳では、前工程材料が10.5%増の447億ドル(約6兆2300億円)、パッケージング材料が6.3%増の280億ドル(約3兆9100億円)となった。特に、前工程材料ではシリコン、電子ガス、フォトマスクが、パッケージング材料では有機基板が市場成長を主導した。

 地域別では、201億ドル(約2兆8000億円)を消費した台湾が、13年連続で世界最大の半導体材料市場となった。同国は、ファウンドリの生産能力と先進パッケージングの生産基盤で優位性がある。

 堅調な成長を続ける中国は、2021年の3位から、韓国を抜いて2位に浮上。ほとんどの地域において、2022年は対前年で一桁台後半から二桁台の高成長率を達成した。

キャプション 2021、2022年の地域別半導体材料市場(単位:百万ドル)[クリックで拡大] 出所:SEMI

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