シーメンスは、新たなSEMI規格に対応したSMT向けM2Mコントローラー用通信インタフェースをパッケージとして発売した。SMTラインの見える化、効率化、品質向上に貢献する。
シーメンスは2019年6月5日、新たなSEMI(国際半導体製造装置材料協会)規格に対応したSMT(表面実装技術)向けM2M(装置間連携)コントローラー用通信インタフェースをパッケージとして発売した。SMTラインの見える化、効率化、品質向上に貢献する。
SMTはこれまでSMEMAを使ったI/O信号での装置間通信が主流だったが、新たなSEMI規格に対応した同社のSMTライン向けM2Mコントローラー「Simatic S7-1200 PLC」によってイーサネットで装置間を接続する。モノと情報を同時に搬送でき、装置間でのデータ通信がマルチベンダーで行える。
Simatic S7-1200 PLCの実装は、既存装置への追加を想定。SMEMAからSEMI規格へのネットワークゲートウェイとして、安価かつ簡単に実装できる。
SEMI A1/A2を同社で実装することにより、同社が提供するファンクションブロックで簡単にSMEMA通信からSEMI A1/A2に対応できる。また、標準搭載のWebサーバにより、簡単に設定とコミッショニングができる。
SEMIが新たな企画として開発した「SEMI A2 SMASH(Surface Mount Assembler Smart Hookup)」は、SMT組み立て装置サプライヤーによって提案され、基本プロトコルとして汎用の最新M2Mインタフェース「SEMI A1およびSEMI A1.1」を使用している。
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