ここまでお話ししたことを7つの失敗原因として以下の図にまとめておきました。今回、冒頭で簡単な診断でプロジェクトの成否が分かると言いましたね。その診断に使えるチェックリストがこれなのですよ。
書かれていることは当たり前のように感じますが、気付かぬ内に陥っていることも多いと思います。部署に戻ってからプロジェクト関係者を共有して、修正すべきところがないかチェックしてみます!
ところで音更さん、2022年の8月からDX時代のグローバルPLMについて議論を続けてきましたが、全体的にいかがでしたか?
最新のグローバルPLMに関するコンセプトだけでなく、PLMやBOMの歴史的な背景やDXに至った経緯、プロジェクト推進の心構えまで教えていただいて本当に勉強になりました。ありがとうございました。
多くの製造業が今回の連載を読んでDX改革を成功させ、製造業が活性化するといいですね。それでは、この辺で失礼します。
2021年9月から継続してきた連載、長期間に渡りご愛読いただき、誠にありがとうございました。また新しい改革事例やコンセプトが出てきましたら、お目通しの機会をいただければ幸いです。
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三河 進
株式会社グローバルものづくり研究所 代表取締役
大阪大学基礎工学部卒業。
大手精密機械製造業において機械系エンジニアとして従事後、外資系コンサルティングファーム、大手SI会社のコンサルティング事業を経て、現職に至る。
専門分野は、製品開発プロセス改革(3D設計、PLM、BOM、モジュラー設計、開発プロジェクトマネジメントなど)、サプライチェーン改革、情報戦略策定、超大型SIのプロジェクトマネジメントの領域にある。また、インターナショナルプロジェクトにも複数従事経験があり、海外拠点のプロセス調査や方針整合などの実績もある。
・「図解DX時代のPLM/BOMプロセス改善入門」,日本能率協会マネジメントセンター(2022)
・「5つの問題解決パターンから学ぶ実践メソッド BOM(部品表)再構築の技術」,日本能率協会マネジメントセンター(2018)
・「製造業の業務改革推進者のためのグローバルPLM―グローバル製造業の課題と変革マネジメント」,日刊工業新聞社(2012)
・「BOM/BOP活用術」,日経xTECH(2016)
・「グローバルPLM〜世界同時開発を可能にする製品開発マネジメント」,ITメディア社MONOist(2010)など多数
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