「お値段以上」は「安く売る」だけではありません。
この記事は、2023年2月13日発行の「日刊MONOist」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
あらゆる製品の「値上げ」が相次いでいます。日本銀行が2023年2月10日に発表した1月の国内企業物価指数は119.8となり、前年同月比9.5%増となりました。身の回りの食料品や飲食店の値段なども軒並み値上げが続いており、国内での値上げラッシュが続いています。一時よりは落ち着いたものの円安傾向やモノ不足の傾向は続いており、地政学的問題によるエネルギー価格の高騰もこうした影響に拍車を掛けています。
こうした価格高騰の動きは市民生活として考えるとつらいですが、グローバル化が進む中での企業活動を考えた場合、必要なことだと考えます。国際的に見た場合、先進国の中で日本だけが数十年間物価が変わらない状況が生まれているからです。
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