アナログ・デバイセズは、ADAS技術の開発において、Seeing Machinesと協業する。ドライバーおよび同乗者の疲労や注意散漫をより正確に検知する、視線、まぶた、頭、姿勢の追跡システムを開発する。
アナログ・デバイセズは2023年1月3日、ADAS(先進運転支援システム)技術の開発を巡りSeeing Machinesと協業することを発表した。
アナログ・デバイセズのドライバーおよび同乗者モニタリングシステム(Driver Monitoring System:DMS、Occupant Monitoring System:OMS)向け近赤外線(IR)ドライバとGMSL(Gigabit Multimedia Serial Link)デバイスに、Seeing Machinesの人工知能(AI)を利用したDMS、OMS向けソフトウェアを組み合わせ、ドライバーの疲労や注意散漫をより正確に検知する、視線、まぶた、頭、姿勢の追跡システムを開発する。
半自動運転システムにおいては、ドライバーの疲労や注意散漫を認識して対処するためにDMS、OMSを利用する。これらがどんな照明状況下でも動作し、リアルタイムの視線追跡に必要なフレームごとの画像品質を確保するには、適切な赤外線の照射が重要になる。
そのため、アナログ・デバイセズのIRドライバを用いて、ピーク電力が最大100Wの小型カメラモジュールを開発。同モジュールからの信号を読み出し、問題を検知して診断、さらにADAS機能と組み合わせて必要に応じてドライバーや同乗者に警告する機能を、Seeing MachinesのAIソフトウェアが担うことになる。
マツダがドライバー異常時対応システムの国連協定規則に国内初対応
高齢ドライバーの認知機能や体調から運転のアドバイス、ホンダやエーザイなど
ドライバーの体調が急変しても安全に止まるまで支援、脳機能低下の予兆もつかむ
日産がプロドライバーの脳機能を研究、脳を刺激してパフォーマンス向上を目指す
ドライバーの運転パターンをAIでモニタリング、QNXとサイランスの技術を融合
ドライバーモニタリング用カメラの用途さまざま、脈拍測定から音声認識までCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
組み込み開発の記事ランキング
コーナーリンク
よく読まれている編集記者コラム