NVIDIAは「NVIDIA Omniverse Enterprise」のメジャーアップデートをリリースした。機能強化に加え、パフォーマンスと使いやすさが向上しており、種類の異なる3Dアプリケーション間での接続が可能なOmniverse Connectorsも提供する。
NVIDIAは2023年1月5日、エンドツーエンドプラットフォーム「NVIDIA Omniverse Enterprise」のメジャーアップデートをリリースしたと発表した。
Omniverse Enterpriseは、Universal Scene Description(USD)をベースとしたプラットフォームで、共有仮想空間上でソフトウェアを統合/接続し、リアルタイムでのコラボレーションとシミュレーションを可能にする。
最新版では、機能強化に加え、パフォーマンスと使いやすさが向上。新たな展開オプションとエコシステムの拡張を可能にする「Omniverse Connectors」も提供する。また、第3世代RTXテクノロジーやDLSS3に対応する他、「NVIDIA RTX 6000 Ada 世代」「NVIDIA L40」「OVX」システムなど最新GPU技術を利用することで、パフォーマンスを最大で3倍向上できる。
Omniverse Connectorsは、種類の異なる3Dアプリケーション間での接続が可能になった。新たに「Adobe Substance 3D Painter」「Autodesk Alias」「PTC Creo」などをサポートする。
他にも、AI(人工知能)を活用して3Dデータベースを直感的に検索できるサービス「Omniverse DeepSearch」、ユーザーインタフェースを刷新してより使いやすさとパフォーマンスが向上し、「Kubernetes」に対応した「Omniverse Farm」などの機能を追加。拡張機能やアプリケーション、マイクロサービス、プラグインを構築するためのツールキット「Omniverse Kit SDK」や、「Omniverse Create」「Omniverse View」などの各種レファレンスアプリをアップデートしている。
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