デジタルツインを実現するCAEの真価
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» 2022年06月16日 06時30分 公開

「Omniverse Enterprise」の実行環境をクラウドで提供する「日本初」のサービスメカ設計ニュース

NTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)は、NVIDIAの3Dデザインコラボレーションとリアルタイムシミュレーションを実現するプラットフォーム「Omniverse Enterprise」の実行環境を、クラウドで提供するサービス「VDIクラウド(仮称)」を発表した。提供開始は2022年8月を予定する。

[八木沢篤,MONOist]

 NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は2022年6月14日、NVIDIAの3Dデザインコラボレーションとリアルタイムシミュレーションを実現するプラットフォーム「Omniverse Enterprise」の実行環境を、クラウドで提供するサービス「VDIクラウド(仮称)」を発表した。

 Omniverse Enterpriseを利用できるクラウド型サービスの提供は、「日本初」(同社)だという。提供開始は2022年8月を予定する。

 VDIクラウド(仮称)は、Omniverse Enterpriseや各種3D/CGソフトウェアが利用可能な環境を、VDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ基盤)で提供するクラウド型のサービスである。VDIクラウド(仮称)の提供により、「設備の維持/メンテナンスからの解放(生産性の向上)」「3Dコラボレーションの実現(デジタルツインへの参入)」「自由な場所からのセキュアな作業環境の実現(働き方改革)」が可能になるという。

 また、VDIクラウド(仮称)は、必要なリソースに応じた従量課金制での提供のため、PoC(Proof of Concept:概念実証)から本格的な開発基盤まで、利用シーンに合わせて柔軟かつ簡便に利用できる。

 ユーザーは、vCPU(仮想CPU)/vGPU(仮想GPU)/メモリ/ストレージなど、必要なシステムリソースを選択することが可能で、新たな追加ライセンスなしにVDI上で「Windows 10」ライセンスを利用できる。また、仮想デスクトップシステムに「Citrix Virtual Apps and Desktops」を採用しており、リモートデスクトップと比較して、高速かつ低遅延な画面転送を実現している。接続方式は、閉域網やインターネットに加えて、NTTドコモの5G網からのアクセスにも対応する。

 さらに、VDIクラウド(仮称)のクラウド基盤には、HCI(Hyper Converged Infrastructure)ソフトウェアにより、プライベートクラウド/ハイブリッドクラウド/マルチクラウドを対象に、単一プラットフォームで場所や規模を問わず、アプリケーション管理を可能にするクラウドソフトウェアソリューション「Nutanix Cloud Platform」を採用する。これにより、柔軟性、可用性、セキュリティに優れたユーザーエクスペリエンス(UX)を実現するとしている。

 通常、Omniverse Enterpriseを活用するには、設備投資に加えて、システム構築や運用のための人的リソース、そして、使いこなすためのナレッジや各種アセットが必要となる。NTTPCは、日本におけるOmniverse Enterpriseの普及/導入支援を行う団体「Omniverse Partner Council Japan」のメンバーでもあり、Omniverse Enterpriseに関する技術ナレッジやノウハウ、知見などを豊富に有しており、これらの強みを生かす形で、VDIクラウド(仮称)を提供するに至ったという。

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