CAEによる解析結果の可視化を実現するワークステーション環境を提供CAEニュース

GDEPソリューションズは、グループ企業のプロメテック・ソフトウェアと共同で企画開発した「シミュレーション可視化Workstation」の販売開始を発表した。NVIDIA RTX GPUを搭載したワークステーションに、プロメテック・ソフトウェアが開発したシミュレーションデータ変換ソフトウェア「SIMUNIMA」のトライアルライセンスと、「NVIDIA Omniverse」のインストール手順書が付属する。

» 2022年12月13日 09時00分 公開
[八木沢篤MONOist]

 GDEPソリューションズは2022年12月8日、グループ企業のプロメテック・ソフトウェアと共同で企画開発した「シミュレーション可視化Workstation」の販売開始を発表した。

「シミュレーション可視化Workstation」の提供を開始 「シミュレーション可視化Workstation」の提供を開始[クリックで拡大] 出所:GDEPソリューションズ

 同製品は、NVIDIAのGPU「RTXシリーズ」を搭載したワークステーション(HP Z2 Tower G9 Workstation)に、プロメテック・ソフトウェアが開発したシミュレーションデータ変換ソフトウェア「SIMUNIMA」のトライアルライセンス(無償)と、「NVIDIA Omniverse」(以下、Omniverse)のインストール手順書が付属しており、シミュレーション結果の可視化を支援する。

(左)NVIDIA RTX A4500と(右)HP Z2 Tower G9 Workstation (左)NVIDIA RTX A4500と(右)HP Z2 Tower G9 Workstation[クリックで拡大] 出所:GDEPソリューションズ

 SIMUNIMAは、CAEや数値計算シミュレーションの解析結果データを最適化/軽量化し、Omniverseや「Maya」「3ds Max」「Blender」「Unity」「Unreal Engine」といった環境に取り込めるようデータ変換を行うソフトウェアである。3D CG、レンダリング技術を用いてシミュレーション結果を可視化することで、社内外での解析結果の共有や効果的なプレゼンテーションの作成、デジタルマーケティングコンテンツの制作など、製品/技術力のアピールに役立てられる。

NVIDIA Omniverseを活用したシミュレーション可視化事例。OpenFOAM解析結果の可視化イメージ NVIDIA Omniverseを活用したシミュレーション可視化事例。OpenFOAM解析結果の可視化イメージ[クリックで拡大] 出所:GDEPソリューションズ

 同製品は、主に製造業のCAE解析担当者や大学官公庁のHPCシミュレーションの研究者を対象にしており、SIMUNIMAによる大規模解析データの最適化/軽量化の実施から、Omniverseを活用しての3D CG動画およびXR(VR/ARなど)コンテンツの制作までを1台のワークステーションで行うことができるという。GPUに「RTX A4500」を搭載した推奨構成の販売参考価格は119万円(税別)から。GDEPソリューションズ、プロメテック・ソフトウェアによる直接販売の他、間接販売を通じて2023年に年間50セットの販売を予定する。

 以下、数値計算シミュレーションの可視化に最適なスペックとして、同製品の推奨構成を示す。

シミュレーション可視化Workstationの推奨スペック シミュレーション可視化Workstationの推奨スペック[クリックで拡大] 出所:GDEPソリューションズ

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