幼児置き去り事故防止に向け、Wi-Fiの電波による検知システムの実証実験を実施組み込み採用事例

村田製作所は、通園バスでの幼児置き去り事故を防止するプロジェクトを開始した。Wi-Fiの電波により幼児の微細な動きや呼吸を検出し、その存在を検知して通知するシステムを構築する。

» 2022年11月18日 08時00分 公開
[MONOist]

 村田製作所は2022年11月8日、通園バスでの幼児置き去り事故を防止するプロジェクトを開始した。福岡市の吉住学園 那珂幼稚園で、Wi-Fiを用いた車室内モニタリングシステムの実証実験を実施する。

 車と電子機器をつなぐために用いるWi-Fiの電波を活用し、幼児の微細な動きや呼吸を検出してその存在を検知する。Wi-Fiセンサーを2基設置するだけで、システムを構築できる。

キャプション 車室内モニタリングシステムで用いるWi-Fiセンサー 出所:村田製作所

 実証実験の第1段階では、実際の通園バスのサイズで検知精度に問題がないかを検証する。測定結果は独自のアプリで確認し、どのような通知が望ましいかなど、利用者に聞き取り調査する。

キャプション UI画面のイメージ 出所:村田製作所

 第2段階では、検知後の効果的な通知を可能にするため、協業メーカーと協力して一連のシステムを確認する。通知方法については、ヒューマンエラーの補完や現場の負担軽減なども考慮する。

 今回の実証実験は、「福岡市実証実験フルサポート事業」に採択されている。実証実験の結果を基に検証を行い、再発防止に向けて取り組んでいく。

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