TechShareでは「Japan Robot Week 2022」において、中国のDOBOTの協働ロボット「CR Series」などをアピールしている。
TechShareは「Japan Robot Week 2022」(2022年10月19〜21日、幕張メッセ)において、中国のDOBOTの協働ロボット「CR Series」などをアピールしていた。
CR Seriesは6軸の協働ロボットで、可搬重量3kgの「CR3」、同5kgの「CR5」、同10kgの「CR10」、同16kgの「CR16」のラインアップとなっている。リーチはCR3が795mm、CR5が1096mm、CR10が1525mm、CR16が1223mm、最大動作速度はCR3が2m/秒、CR5が3m/秒、CR10が4m/秒、CR16が3m/秒、繰り返し位置精度はCR3とCR5が±0.02mm、CR10とCR16は±0.03mmだ。
衝突検知や安全停止の標準機能に加えて、オプションで付けることができるのが非接触検知の「Safe Skin」だ。協働ロボットと言えども動作速度や本体重量によっては、衝突時に受ける衝撃は決して小さくない。実際にアームに接触してから停止していては、作業者がケガをする恐れがある。
「Safe Skin」はアームを包むシリコンカバーの中に埋め込まれた静電容量センサーによって、15cm以内に入ってきた人間の手などを検知し、安全に動きを止めることで低〜中速運転での衝突ダメージを90%軽減するという。CR Seriesは本体価格200万〜400万円と導入のハードルも低い。
DOBOTの4軸デスクトップ型ロボット「MG400」もブースで存在感を放っていた。可搬重量は500gでリーチは440mm、繰り返し位置精度は±0.05mm、底面積は190×190mmというコンパクト設計で、ベースは320度まで回転する。I/O、USB、Ethernetなどのポートもあり、さまざまな機器に接続できる。アーム部分の豊富な空洞など構造を大胆にシンプルにし、33万5000円(税別)という低価格になっている。
作成したプログラムはロボットアーム本体のコントローラー内に保存されており、本体に接続したボタンなどから、スタンドアロンプログラムが実行できる。ハンド部分には小さな固形物のピッキングに適した小型電磁式グリッパ(ソレノイドタイプ)や小型電動グリッパ(サーボタイプ)、不定形物に適したソフトグリッパキットなどが用意されている。
事例で振り返る協働ロボットの使いどころ
協働ロボットはコロナ禍の人作業を補う手段となり得るか
協働ロボット普及のカギは「用途別パッケージ」、2020年は“第3の道”にも期待
人手不足対策で完全自動化は逆効果、人とロボットの協力をどのように切り開くか
協働ロボット、ロボットシステムに残された課題と未来Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Factory Automationの記事ランキング
コーナーリンク