前回、PDMのフォルダ構成を考え、標準部品の登録について解説しましたが、このとき、PDMシステムの管理者がフォルダへ登録できるグループやそのフォルダへのアクセス権を検討し、設定していました。
例えば、PDMシステムの管理者が、シーン1の設計者Aさんに対して、標準部品と製品のフォルダの参照/更新権限を付与した場合には、設計者Aさんは3D CADデータの登録と更新が行えます。
PDMシステムの導入時の作業は、前回述べたように「フォルダ構成」を決めることから始まり、以下のリストにあるような内容について検討しなければなりません。また、これらの内容は、PDMシステムの管理者が実運用者である設計者とともに決めていきます。
※ファイル名と版数、PDMでの版数などについては、あらためて説明します。
なお、これらの項目については、COLMINA CADデータ管理の場合、PDMシステムの管理者が「Account Manager」を使用して設定します。
アクセス権については、より細かな権限、例えば設計部門別、設計者別などの設定を行うことも可能ですが、まずは運用しやすいアクセス権を設定して使ってみることをオススメします。その後、運用状況を評価し、必要に応じてアクセス権の設定を見直せばよいでしょう。
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