ジェイテクトは、CNC円筒研削盤「G1 Series」の高品質タイプ「Type G」「Type L」の2機種を発売した。プログラム作成時間の短縮や単品加工の効率向上に寄与する機能を搭載する。
ジェイテクトは2022年8月3日、CNC円筒研削盤「G1 Series」の高品質タイプ「Type G(General)」「Type L(Luxury)」の2機種の販売を開始した。価格はType Gが880万円から、Type Lが1450万円からとなる(いずれも税別)。
Type Gは誰でも簡単に熟練加工ができ、Type Lはより高品質なサブミクロン加工を求めるユーザーに適している。G、Lともにプログラム作成時間の短縮や単品加工の効率向上に寄与する機能を搭載。操作性も追求し、初心者でも迷わず操作できる。加えて、ステアバイワイヤハンドルによる切り込みやテーブルトラバース操作などにも対応する。
Type Lは、熱管理を徹底することで熱伝導を遮断し、暖気運転をゼロにした。他にも、リニアスケールによる微細切り込みが可能で、独自の検知システムで砥石先端位置を加工前に把握し、一度で狙った加工精度を出せる。加工精度も安定しており、寸法ばらつきが従来の半分になった。
G1 Seriesは、円筒研削盤をリニューアルした、JTEKTブランドの小型円筒研削盤シリーズで、変形、熱変位、振動など研削加工において極力抑えたい要素を最小限にする。既に高生産タイプの「Type R」「Type S」「Type B」を発売しており、新たに高品質タイプのType G、Lが加わったことで、全5機種となった。
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