2023年に導入から30年の節目を迎える技能実習制度の見直しを、日本政府が進めようとしています。2022年7月、古川禎久法務大臣(当時)が年内にも有識者会議を設置し、議論を進めていくと表明しました。
既に人手不足が進む日本では、製造業をはじめ多くの産業で外国人労働者は不可欠になっています。一方で、技能実習制度を巡ってはさまざまな問題が指摘されており、制度の見直しは不可避と言えます。
私がタイで働いていた時、技能実習生が日本に渡航する前に研修を受ける施設を取材したことがありました。そこで見た光景が印象に残っています。
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深刻化する中小製造業の人手不足――労働力人口の減少と大企業志向の高まり
中小企業の現状を示す「2019年版中小企業白書」が公開された。本連載では、中小製造業に求められる労働生産性向上をテーマとし、中小製造業の人手不足や世代交代などの現状、デジタル化やグローバル化などの外的状況などを踏まえて、同白書の内容を4回に分けて紹介する。第1回は、中小企業の人手不足の現状を明らかにするとともに、人手不足の状況下での雇用の在り方について解説する。
ロボティクス型への“乗り換え”も増える、パワードアシストスーツの市場展望
コロナ禍で労働力不足や作業負担の増大が深刻化する物流現場。解決の鍵を握る技術として、一部の“イノベーティブ”な物流企業はパワーアシストスーツに目を向けている。パワーアシストスーツの市場普及をどのように見るか。2020年10月に既存の腰部分のアシスト危機に加えて、腕部分の補助を行う「ATOUN MODEL Y + kote」の実地実験を開始したATOUNの代表取締役社長に話を聞いた。
日本での仕事に「良い」印象があると在留外国人の64%が回答
「Guidable Japan」が、外国人労働者を対象とした日本国内での労働イメージ調査の結果を発表した。回答者の64%が、日本の労働システムに良い印象を持っており、職種では「技術職」や「教師」の人気が高かった。
機械の稼働率より人の作業の効率化、優秀な人材は国外からもどんどん呼べ
東大阪市にある町工場で、ミャンマー、ベトナム、タイ、ネパールなど8カ国の外国人が働いている。1929年(昭和4年)に給湯器メーカーとして東大阪で創業した三共製作所だ。3代目社長の松本輝雅氏は、中量多品種の製造を効率よく行う独自の工夫と営業力で安定経営を続けている。今回は同社 松本社長の経営哲学を取材した。
総菜×ロボット、労働生産性が課題となる食品製造業の自動化には何が必要か
食品製造業が自動化を進めるためには何が必要か――。FAプロダクツは2021年9月30日、東京都内で研究開発に関するメディア向け勉強会を開催。その中で「食品製造の現場における自動化の必要性と事例紹介」をテーマに日本惣菜協会 AI・ロボット推進イノベーション担当フェローの荻野武氏が講演した。
有人店舗のAI無人店舗化を支援する、サイバーエージェントが新子会社設立
サイバーエージェントは2021年12月17日、小売業向けのAI技術を活用した無人店舗ソリューションを提供、開発する子会社CA無人店舗を同年11月19日に設立したことを発表した。
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