横河電機は、防爆仕様のプローブ形レーザーガス分析計「TDLS8200」を発売する。1台でボイラーや加熱炉内の酸素や一酸化炭素、メタンの濃度の同時測定ができ、設置コストを抑えながら効率的な燃焼制御を支援する。
横河電機は2022年7月25日、防爆仕様のプローブ形レーザーガス分析計「TDLS8200」を発売した。加熱炉、ボイラーの燃焼制御、安全監視向けとなっており、レーザーガス分析計シリーズのラインアップ拡充により、広範な場面での分析が可能になる。
TDLS8200は「OpreX Analyzers」のラインアップで、1台でプラントのボイラーや加熱炉内の酸素と一酸化炭素、メタンの濃度の同時測定ができる。設置コストを抑えながら、安定かつ高精度な測定で効率的な燃焼制御を支援する。
照射したレーザー光の吸光度を検知し、ガス濃度を測定する可変波長半導体レーザー分光(TDLS)方式を採用。触媒を用いたセンサーに比べ、堅牢なレーザーによる直接測定は安定性とリアルタイム性に優れ、サンプリング装置は不要だ。プローブ形のため設置や交換が容易で、メンテナンス性も高い。
国際電気標準会議(IEC)の防爆規格「IECEx」、アメリカおよびカナダの防爆規格「FM(US、Canada)」、ヨーロッパの防爆指令「ATEX」に適合し、可燃性ガスによる爆発リスクのある区域での使用が可能。今後も、他の地域や国の防爆規格の認証取得を進めていく。
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