THKは、ロボットの関節機構に適した回転モジュール「RMR」の受注を開始した。減速機やモーター、エンコーダー、ブレーキなどロボットの関節部に必要な要素を全て備えているため、設備に合わせた自由度の高いロボット設計ができる。
THKは2022年7月20日、ロボットの関節機構に適した回転モジュール「RMR」の受注を開始した。モジュール型のアクチュエーターで、減速機やモーター、エンコーダー、ブレーキなどロボットの関節部に必要な要素を一体化している。
ロボットの関節部に必要なメカ要素を全て搭載しており、ロボットの設計時に部品の選定や組み立てをする必要がなく、その分の工数を削減できる。
また、アーム部品や直動モジュールと組み合わせるほか、回転部の軸数、アームのリーチ長、可搬重量といった仕様に合わせて自由にメカ要素を設計することで、設備に最適なロボットを構築可能だ。顧客の要求仕様に応じて、制御機器を含めた装置を同社グループが提案することもできる。
RMRは回転機構の主軸受に、剛性に優れた同社製クロスローラーリングを採用しており、許容モーメントが高い。中空構造となっており、配線ケーブルやチューブなどの取り回しがしやすく、構造の簡略化や省配線化ができる。
制御ドライバをRMRと別置きにして、それぞれを独立させたため、本体全長がよりコンパクトになり、配置の自由度も向上した。
ラインアップは#10、#30、#50、#70の4種類で、物流や食品、医薬品をはじめとする、さまざまな業界の自動化を支援する。
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