「Armadillo-IoT」の省電力モデルが進化、I/O機能強化しコンテナ活用も組み込み開発ニュース(2/2 ページ)

» 2022年07月27日 07時00分 公開
[朴尚洙MONOist]
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ゲートウェイコンテナをオープンソースで用意、アプリ開発が容易に

 また、コンテナ上にアプリケーションを展開できるArmadillo Base OSの特徴を最大限に生かすべく、AWSの「AWS IoT Core」やマイクロソフトの「Azure IoT Hub」といった大手パブリッククラウドのIoTサービスに対応したゲートウェイコンテナを用意した。A6では、ゲートウェイアプリケーションをユーザー自身が開発する必要があり、大手パブリッククラウドとの連携機能や通信障害への対応、セキュリティ対応、消費電力を抑えるための間欠動作への対応といった機能も自身で組み込まなければならなかった。ゲートウェイコンテナは、Pythonで記述されたオープンソースソフトウェアとして無償で公開されるので、テンプレートとして利用することでゲートウェイアプリケーションの開発が容易になる。

ゲートウェイコンテナを提供する背景ゲートウェイコンテナの構造 ゲートウェイコンテナを提供する背景(左)とゲートウェイコンテナの構造(右)[クリックで拡大] 出所:アットマークテクノ

 A6Eの消費電力はA6と比べて若干増えており、Shutdownモードで2mW、Sleepモードで120mW、Activeモードで600mWなどとなっている。ただし、A6で目指した出力4Wの太陽光発電パネル(20cm角サイズ)と容量6Whのバッテリーと組み合わせた構成で、IoTゲートウェイとして合計5万円以下を目指すという目標は十分クリアできるとしている。

「Armadillo-IoT A6E」の動作モードと消費電力 「Armadillo-IoT A6E」の動作モードと消費電力[クリックで拡大] 出所:アットマークテクノ
「Armadillo-IoT A6E」の3つのモデルの仕様「Armadillo-IoT A6E」の価格イメージ 「Armadillo-IoT A6E」の3つのモデルの仕様(左)と価格イメージ(右)[クリックで拡大] 出所:アットマークテクノ

 なお、A6Eの発売後もA6は併売する方針である。

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