また、コンテナ上にアプリケーションを展開できるArmadillo Base OSの特徴を最大限に生かすべく、AWSの「AWS IoT Core」やマイクロソフトの「Azure IoT Hub」といった大手パブリッククラウドのIoTサービスに対応したゲートウェイコンテナを用意した。A6では、ゲートウェイアプリケーションをユーザー自身が開発する必要があり、大手パブリッククラウドとの連携機能や通信障害への対応、セキュリティ対応、消費電力を抑えるための間欠動作への対応といった機能も自身で組み込まなければならなかった。ゲートウェイコンテナは、Pythonで記述されたオープンソースソフトウェアとして無償で公開されるので、テンプレートとして利用することでゲートウェイアプリケーションの開発が容易になる。
A6Eの消費電力はA6と比べて若干増えており、Shutdownモードで2mW、Sleepモードで120mW、Activeモードで600mWなどとなっている。ただし、A6で目指した出力4Wの太陽光発電パネル(20cm角サイズ)と容量6Whのバッテリーと組み合わせた構成で、IoTゲートウェイとして合計5万円以下を目指すという目標は十分クリアできるとしている。
なお、A6Eの発売後もA6は併売する方針である。
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