コンテックは、薄型の組み込み用ボックスコンピュータ「BX-T210」シリーズに、CCC認証対応の4モデルを追加した。厚みが約30mm、A5用紙ほどのサイズのファンレスPC単体で、中国に輸入する際の通関がスムーズになる。
コンテックは2022年7月12日、薄型の組み込み用ボックスコンピュータ「BX-T210」シリーズに、CCC認証(中国強制製品認証制度)対応の4モデルを追加したと発表した。価格はオープンで、同年8月から販売を開始する。
BX-T210シリーズは、厚みが約30mm、A5用紙ほどのサイズのファンレス組み込み用PCで、Intel製「Atom x5-E3940(1.6GHz)」と8GBのECCメモリを搭載。既存の3モデルに4モデルの新製品が加わり、シリーズ合計7モデルがCCC認証に対応する。
新製品は、「BX-T210-J104L09W19」「BX-T210-J104P03U」「BX-T210-J104M05U」「BX-T210-J104L07U」の4モデル。温度範囲−20〜+70℃で使用できる。BX-T210-J104L09W19のみ「Windows 10 IoT Enterprise 2019 LTSC 64-bit(日本語、英語、中国語、韓国語)」を搭載し、その他は動作確認用に「Ubuntu Linux」をインストールしている。
CCC認証対応装置を中国本土に輸出、販売する場合、組み込みPCがCCC認証を要求されることはないが、PC単体の場合はCCC認証が必要となる。同シリーズは、台湾のBSMI、EUのCE、アメリカのFCC、韓国のKC、イギリスのUKCA、アメリカおよびカナダのUL/c-UL、日本のVCCIなどの安全規格にも対応しており、装置や機器のグローバル展開に貢献する。
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