BYDが方針転換で日本に乗用車も導入、「EV市場には選択肢が必要」電動化(2/2 ページ)

» 2022年07月22日 06時00分 公開
[齊藤由希MONOist]
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 ドルフィンは2021年8月に中国で発売。車両サイズは全長4290×全幅1770×全高1550mm、ホイールベースが2700mmで、5人乗りだ。モーター出力やバッテリー容量によって2つのグレードが用意されている。スタンダードモデルはモーターの最高出力が70kW、バッテリー容量が44.9kWh、WLTCモードでの走行距離は386km(社内での算出値)となる。ハイグレードモデルはモーターの最高出力が150kW、バッテリー容量が58.56kWh、WLTCモードでの走行距離が471km(社内での算出値)となる。

 SEALは2022年5月に発売。車両サイズは全長4800×全幅1875×全高1460mm、ホイールベースが2920mmで、5人乗りだ。駆動方式やモーター出力によって2つのグレードを用意した。スタンダードモデルは後輪駆動(RWD)でモーター出力が230kW、ハイグレードモデルは四輪駆動(AWD)でモーター出力はフロントが160kW、リアが230kWとなる。バッテリー容量はいずれも82.56kWで、欧州WLTCモードでの走行距離は555km(社内での算出値)となる。

ドルフィン(左)とSEAL(中央)。3車種のプラットフォームである「e-Platform 3.0」(右)[クリックで拡大] 出所:BYDジャパン

ジャパンクオリティーへの対応

ATTO3の後部座席[クリックで拡大]

 BYDオートジャパンの代表取締役社長である東福寺厚樹氏は次のようにコメントした。「中国製品への“アレルギー”が拭えない世代もある一方で、いい製品なら国は関係ないという若い世代も育っている。特定のユーザー層を狙わず、広く提案していきたい」(東福寺氏)

 ジャパンクオリティーの厳しさへの対応も重要になる。

 「使用に問題がないが見栄えに影響するところが気になったり、普段目にしないところでもキズがあるとネガティブな評価になったり、高価な買い物だからこそ日本ではクルマに対する目線が厳しい。まずは中国から日本に輸入したあと、PDI(出荷前点検)センターからディーラーに届ける工程で徹底的にチェックして、日本のユーザーが納得できない製品を出さないよう水際対策で対応する。そのデータを踏まえて、本社と連携を取りながら工場でも対策を進めて日本にそうした車両を輸出しないようにし、工場から出荷した時点で日本に合う品質を満たしていく」(東福寺氏)

ATTO3の外観[クリックで拡大]
ATTO3のインテリア[クリックで拡大]
ATTO3の運転席周り[クリックで拡大]
ATTO3のペダル(左)。ボンネットの内部(右)[クリックで拡大]

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