AIによるプラント配管の腐食検査システムの開発と技術支援を実施製造現場向けAI技術

Rossoは、ABEJAと三菱ガス化学が共同開発した「化学プラント内腐食配管の外観検査システム」において、アプリケーション開発とインフラ構築の技術支援を実施した。

» 2022年05月19日 10時00分 公開
[MONOist]

 Rossoは2022年4月25日、ABEJAと三菱ガス化学が共同開発した「化学プラント内腐食配管の外観検査システム」において、アプリケーション開発とインフラ構築の技術支援を実施したと発表した。

 同検査システムは、AI(人工知能)によって、腐食箇所の特定と腐食度合いを判定する。1枚ずつ検査箇所の画像を確認していた従来の方法と比較して、人的コストを削減でき、担当者が修正した内容をAIが再学習することで、精度向上につながる。

キャプション AI判定の流れ[クリックで拡大] 出所:Rosso

 Rossaは、既存システムとの連携用システムの開発、連携用システムのインフラ構築および「ABEJA Platform」との連携などを支援した。また、部門間で情報共有できる管理画面も実装。AWSアカウント管理および請求代行を担当し、ランニングコストを削減した。

キャプション 管理画面イメージ 出所:Rosso

 同検査システムは、同年1月に三菱ガス化学の新潟工場で運用を開始し、検査時の人的コスト50%削減に成功している。

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