新東工業は、6軸力覚センサー「ZYXer」に適用することで、産業用ロボットの性能を高められる新アプリケーション「フレキシブルプリント基板の挿入」を発表した。ロボットによる配線作業の自動化に貢献する。
新東工業は2022年2月22日、6軸力覚センサー「ZYXer(ジクサー)」に適用することで、産業用ロボットの性能を高められる新アプリケーション「フレキシブルプリント基板の挿入」を発表した。
ZYXerは、3軸の荷重と各軸の周囲のモーメントを同時に検出できる6軸力覚センサー。同センサーを搭載したロボットは力の感覚を持ち、力加減が難しい手作業ができる。
新アプリケーションは0.5gの荷重が判別可能で、通信速度は0.83ミリ秒と高速通信で制御できる。また、外乱影響が少なくフィルタリングが必要ない。ZYXerに適用することで、ロボットは小さな力を正確に検知し、フレキシブルプリント基板を確実に挿入する。
フレキシブルプリント基板は薄くて柔らかいため、別のコネクターに挿入するには繊細な力加減を必要とし、これまでロボットによる作業の自動化は難しかった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.