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» 2021年12月28日 09時00分 公開

供給網のCO2を算定・可視化、富士通グループの知見を生かした新サービス脱炭素

富士通とRidgelinezは2021年12月24日、サプライチェーンにおけるCO2排出量の算定や可視化を行うサービスを開始すると発表した。これに加えて、SX実現に向けたコンサルティングサービスも2022年1月から開始するとした。

[池谷翼,MONOist]

 富士通とRidgelinezは2021年12月24日、サプライチェーンにおけるCO2排出量の算定や可視化を行うサービスを開始すると発表した。これに加えて、SX(Sustainability Transformation)実現に向けたコンサルティングサービスも2022年1月から開始する。

 CO2排出量算定・可視化サービスは、工場や事業所ごとの燃料や電力の使用量などのデータに加えて、製品製造や輸送などで生じるサプライチェーン上のCO2排出量といったデータをクラウド上に集約して、総CO2排出量を可視化する。企業が直接排出するCO2に加えて、サプライチェーンでの間接的なCO2排出量も併せて算出、可視化できる。

 データをグラフィカルに可視化する「FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINA 工場最適化ダッシュボード」を使うことで、国や地域、事業所、カテゴリーごとのCO2排出量を表示する画面テンプレートをベースに、顧客のニーズ応じたグラフ編集が可能である。

ダッシュボードのイメージ図[クリックして拡大] 出所:fujitsu

 さらに、工場内設備や製造工程単位でのエネルギー使用量などのデータを収集するサービスと連携することで、情報収集の効率化、トレーサビリティー確保などの効果も得られる。サプライチェーンを含めたCO2排出量をきめ細かに把握することで、CO2排出量削減に向けた的確な対策の検討や実行が可能になる。

 富士通グループはカーボンニュートラル実現に向けて、SBT(科学的根拠に基づく目標)に基づきサプライチェーンも含めたグループ全体でのCO2排出量の可視化や各所への開示対応、削減目標の設定を行うなどの活動を行ってきた。この他、使用電力の100%を再生可能エネルギーにすることを目指すRE100の活動を通じた積極的な再生可能エネルギーの導入と管理や、電子機器製品のサステナビリティ対応を表すEPEATの環境ラベル取得などもグローバルに取り組んでおり、今回のサービスはこうした活動で得た知見をベースに展開するとしている。

 また、SX実現に向けたコンサルティングサービスでは、カーボンニュートラルの実現や、ESG課題の解決に向けたサステナブル経営戦略立案など、ガバナンス、ファイナンス両面での支援を旨とするサービスを提供する予定だ。Ridgelinezはサービス提供に伴い、社内体制強化のため、再生可能エネルギーやバイオテクノロジー領域などの分野で高い専門性を持つメンバーを集めた組織「SXプラクティス」を設立する予定だという。

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