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» 2021年12月23日 10時00分 公開

みんな大好きボルト設計、ガチ解説記事がよく読まれた2021年メカ設計 年間ランキング2021(1/3 ページ)

2021年に公開したメカ設計フォーラムの全記事を対象とした「人気記事ランキング TOP10」(集計期間:2021年1月1日〜12月20日)をご紹介します。

[八木沢篤,MONOist]

 毎年恒例の年間ランキングの時期がやってきました。この1年間もコロナ禍での生活を余儀なくされましたね。ワクチン接種が進み、新規感染者数も落ち着いてきたこともあって、少しずつ日常を取り戻しつつあるような気がしています。もちろん、変異株による感染再拡大の兆候にも注視しながらの生活にはなりますが、リモートワークやハイブリッドワークの活用、それらを支えるテクノロジーによって、新しい日常を過ごされている方が多いのではないでしょうか。

 年間ランキングにおいても、そんな傾向が見受けられます。昨年(2020年)のランキングは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に振り回された最初の年ということもあり、3Dプリンタを活用したマスク製造や飛沫感染リスクのシミュレーションなどの話題を取り上げた記事が複数ランクインしていました。

 これに対して、今年(2021年)の年間ランキングはというと、以下の表をご覧の通り、本来のMONOistらしく骨太の解説記事が上位を占めています。エンジニアの課題解決を使命に、日々コンテンツを企画・制作している立場からすると、こうした傾向が戻ってきたことを本当にうれしく思っています。


⇒ MONOist年間ランキングのバックナンバー

非常に奥が深い、ボルト締結部の設計

第1位を獲得した「ボルト締め付けトルクと軸力の関係」 第1位を獲得した「ボルト締め付けトルクと軸力の関係」[クリックで拡大]

 2021年、MONOist メカ設計フォーラムで最もよく読まれた記事(第1位)は「ボルト締め付けトルクと軸力の関係」でした。

 この記事は、部品の固定(締結)のために使用する“ボルトの設計”をテーマに、設計者向けCAE環境を用いて、必要とされる適切なボルトの呼び径と本数を決める方法を解説する連載「設計者向けCAEを使ったボルト締結部の設計」の第4回となります。ボルトが疲労破断しない条件(変動荷重が作用したときに締結体同士が離れないこと)を満たすかどうかの判定や、締め付けトルクを自分で決定する際に重要となる、ボルト締め付けトルクと軸力の関係式について、筆者の高橋良一さん(RTデザインラボ 代表)が詳しく解説しています。

 また、お気付きかと思いますが、第1位の他にも、第3位に連載第1回「その設計、そのボルトと本数で大丈夫?」が、第8位に連載第2回「疲労破壊が起きない条件を考える 〜ボルトの疲労強度〜」が、第10位に連載第5回「金属材料の摩擦係数」がランクインしています。このことからも、“ボルトの設計”が非常に関心の高いテーマであることが分かりますね。連載は全9回ありますので、ぜひこの年末年始にでもチェックしていただければと思います。

 ちなみに、筆者の高橋さんの新連載がスタートしていることをご存じでしょうか? 残念ながら連載第1回「設計者なら一度はやってみたい形状最適化、お金をかけずにどこまでできる?」の公開が2021年12月13日だったので、今回の年間ランキングには入り込んでいないのですが、「フリーFEMソフトとExcelマクロで形状最適化」をテーマに、形状最適化について解説していきます。「初期コストゼロで形状最適化をやってみたい」「導入効果を確かめたい」といった皆さんにオススメの内容になっていますので、こちらもぜひご覧ください。

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