三菱電機と共同出願、無効作業と有効作業を区別する作業状況管理システム知財ニュース

ムセンコネクトは、生産に寄与しない無効作業と生産に寄与する有効作業の時間を区別し、正確な作業状況を管理できる「作業状況管理システム」の特許を三菱電機と共同出願した。

» 2021年12月06日 14時00分 公開
[MONOist]

 ムセンコネクトは2021年11月24日、無効作業と有効作業を区別し、正確な作業状況を管理できる「作業状況管理システム」の特許について、三菱電機と共同出願したことを発表した。

 製造現場では、生産効率向上のため、作業者の作業状況を定量的に評価するニーズが増加している。しかし、部品の取り出しなど生産に寄与しない無効作業と生産に寄与する有効作業の区別は難しく、作業状況を正確に評価できないという課題があった。

 特許出願した作業状況管理システムでは、有効作業と無効作業の時間を区別することで、有効作業の時間に基づく作業状況を管理できる。無効作業を含まず、正確な作業効率を把握可能になることで、生産性の改善に貢献できる。

 同社は、FA分野でのオープンイノベーションを活用した取り組み「三菱電機アクセラレーションプログラム2019」の最優秀スタートアップ企業に採択され、三菱電機との協業を進めている。その一環として両社は、共同で実証実験を実施し、製造業の生産性向上を目的とした、作業状況管理システムに関する発明の特許を出願した。

⇒その他の「知財ニュース」の記事はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.