歯欠け耐久性、伝動容量が向上した高負荷対応歯付ベルトを発売FAニュース

バンドー化学は、高負荷対応の歯付ベルト「Ceptor-X Plus」を発売した。高硬度、高弾性の構成材料を採用し、従来品より歯欠け耐久性が約25%、伝動容量が約10%向上した。

» 2021年10月18日 07時00分 公開
[MONOist]

 バンドー化学は2021年9月10日、高負荷対応の歯付ベルト「Ceptor-X Plus(セプターテン プラス)」を発売したと発表した。射出成形機など、高負荷対応が求められる各種機械の高精度化、高出力化に対応する。

キャプション 高負荷対応歯付ベルト「Ceptor-X Plus」 出所:バンドー化学

 Ceptor-X Plusは、ゴム材料の配合、分散、複合化、加工といった、同社がこれまで培ってきたコア技術を生かして開発。高硬度、高弾性の構成材料を採用し、従来品「Ceptor-X」に比べて、歯欠け耐久性が約25%向上した。また、伝動容量は約10%向上している。

 伝動容量が向上したことで、狭いベルト幅での使用が可能になった。これにより、駆動時の騒音低減効果も期待できる。標準のSTSベルトと同じ歯形のため、同一形状の標準プーリで使用できる。

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