ディジタルメディアプロフェッショナルは、ヤマハ発動機と開発した小型の組み込み単眼カメラシステムの受注を開始する。組み込みカメラモジュールとFPGAモジュール、拡張モジュール、SDKで構成している。
ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)は2021年4月9日、ヤマハ発動機と協業して開発した小型の組み込み単眼カメラシステムの受注を同年4〜6月に開始すると発表した。
DMPは、2019年5月にヤマハ発動機と業務資本提携契約を締結。AI(人工知能)技術応用やシステムなどで協業し、今回、協業の成果として本カメラシステムの外販に至った。同システムは、組み込みカメラモジュールとFPGAモジュール、拡張モジュール、SDK(Software Development Kit)で構成。ユーザーの仕様に合わせた単眼カメラシステムを短期間で開発できる。
組み込みカメラモジュールはサイズが35×40mmで、ソニーセミコンダクタソリューションズのイメージセンサー「IMX390」を搭載している。
FPGAモジュールはサイズが80×50mmで、FPGAのほかにデュアルコアCPUの「ARM Cortex-A53」および「ARM Cortex-R5」、2GBのLPDDR4メモリ、16GBのeMMC、6軸センサーなどを内蔵した。
拡張モジュールはサイズが80×50mmで、MicroSDカードスロットを搭載したほか、周辺機器端子としてUSB2.0(TypeA)、UART(Mini USB)、Mini DisplayPort、Gigabit Ethernet(RJ45)、JTAGを備えた。
DMPは、FPGAデザイン向けにレファレンスデザインの提供やFPGAのカスタム設計、ユーザーのアプリケーションに応じたAI認識ソフトウェア開発、クラウド環境と連携するシステム構築などのサポートを担う。
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