ソラコムは、AIカメラ「S+ Camera Basic」の活用を促進するため、ユーザーのPCから操作できる無料「トライアル」機能を追加した。画像確認、画像の切り出し、文字読み取りなどができる。
ソラコムは2021年2月26日、AI(人工知能)カメラ「S+ Camera(サープラスカメラ)Basic」の活用を促進するため、ユーザーのPCから操作できる無料「トライアル」機能を追加したと発表した。
S+ Camera Basicは、セルラー回線を標準搭載し、電源をつなぐだけで通信できるエッジAIカメラ。エッジデバイスの統合管理サービス「SORACOM Mosaic」を通して、遠隔管理できる。工場や作業現場の管理、倉庫の荷物管理や生産品の確認作業をデジタル化し、AIを活用したデータ分析による業務効率化が可能になる。
トライアル機能では、ユーザーのPCからソラコムが管理するカメラにアクセスし、リモートからの画像確認、画像の切り出し、文字読み取り(OCR)、機能の入れ替えや設定変更の遠隔制御ができる。事前の申し込みは不要で、SORACOMユーザーコンソールから操作する。1回の体験時間は30分間だが、終了前であれば利用時間の延長は可能としている。
S+ Camera Basicの外形は直径86×高さ187mm、重さは274gで、汎用型マウントで簡単に設置できる。4GBのメモリを搭載し、静止画解像度は4Mピクセル、推奨フレームレートは1280×720で13fpsだ。本体のほか、ACアダプター、汎用型マグネットマウント、SORACOM IoT SIM plan-Dを同梱し、価格は5万4780円(税込)でSORACOM IoTストアから購入できる。
日本版の「Amazon Go」は普及するのか、問われるAIカメラの“価値”と“コスト”
JR東日本子会社がソラコムのAIカメラで、実店舗PoCを短期間で実現できた理由
電源をつなげばすぐ動くエッジAIカメラ、ラズパイとSIMの組み合わせで開発
機能絞り込みで欠品検知に特化したAIカメラ、フクシマガリレイが改良品を展示
Vieureka開発基盤にパナソニックi-PROのエッジAIセキュリティカメラが新規対応
開封後数分でAIカメラを活用した画像解析が体験できるキットを発売Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
組み込み開発の記事ランキング
コーナーリンク
よく読まれている編集記者コラム