ArmがWebサイトで公開している“Armv8.x and Armv9.x extensions and features”によれば、Armv9のサブバージョンは以下のような形での実装になるらしい(なお、アプリケーションプロセッサ向けの「Aプロファイル」について言えば、引き続き32bitのAAach32のサポートもArmv9世代では行われるとしていた)。
v8.7-A/v9.2-A:PCIe Hot plugのサポート、Atomic 64Bytes load/storeのサポート、WFI(Wait for Instruction)/WFE(Wait For Event)(どちらもTimeout付)のサポート、Branch-Record recordingのサポート(v9.2-Aのみ)
これらとは別に、v9.0-A〜v9.2-AはCCAとSVE2のサポートが追加されている「らしい」。らしい、というのはこれらがv9.0-Aから実装されているのか、それとも将来のバージョン(v9.3-A以降?)で実装されるか、は現時点で明示されていないからだ。先に挙げた“Armv8.x and Armv9.x extensions and features”に、この2つがないあたりはちょっと怪しい感じである。