さらに2021年度からはIVIの新たな取り組みとして「PSLX(Product and Service Lifecycle Transformation)」を開始する。西岡氏は「『CIOF』は外部とのデータ連携を実現する仕組みだが、取り組みを進める中で、社内や同じ組織内でのデータ連携や統合などの仕組みが不十分であることに気付いた。企業の中で取り組む仕組みを提供する」と語る。
スマートな工場を実現するのに必要なスマートな組織とスマートな思考法
「つながる工場」実現に向けた取り組みを進めるIndustrial Value Chain Initiative(IVI)は2019年3月14〜15日、都内で「IVI公開シンポジウム2019-Spring-」を開催。今回はその中から、IVI 理事長の西岡靖之氏による講演「IVIM〜スマートな組織の思考法 ―つながるものづくりのメカニズム―」の内容を紹介する。
乱立する製造IoT基盤は連携する時代に、IVIが製造データ連携フレームワーク披露
「つながる工場」実現に向け、製造業、製造機械メーカー、ITベンダーなどが参加するIndustrial Value Chain Initiative(IVI)は2019年3月14〜15日、都内で「IVI公開シンポジウム2019-Spring-」を開催。その中で、DMG森精機、日立製作所、ファナック、三菱電機とともに、共同開発してきた、プラットフォーム間で製造データを自由に流通させられるフレームワーク「コネクテッドインダストリーズオープンフレームワーク(CIOF)」の実証成果を披露した。