超音波内視鏡システムの長期協業契約に合意医療機器ニュース

日立製作所とオリンパスは、超音波内視鏡システムに関する長期協業契約に合意した。超音波内視鏡システムを共同で開発するほか、超音波診断装置や関連製品を日立製作所が今後5年間継続して供給する。

» 2021年01月20日 15時00分 公開
[MONOist]

 日立製作所(日立)は2020年1月6日、超音波内視鏡システム(Endoscopic Ultrasound:EUS)に関するオリンパスとの長期協業契約に合意したと発表した。EUSを共同で開発するほか、EUSで使用する超音波診断装置や関連製品を日立が今後5年間継続して供給する。

 EUSは、超音波内視鏡と超音波診断装置を組み合わせたシステム。がんをはじめとする肝臓、膵臓、気管支などの疾患について、その進行度合いの評価や治療に使用されている。両社は、1980年代より製品の開発や供給で協業を続けてきた。

 今回の長期協業契約により、超音波内視鏡診断のための技術、製品開発面で協業関係を継続していく。なお、日立の画像診断関連事業は富士フイルムに譲渡される予定だが、譲渡後も本合意は継続する。

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