このように、梁要素を使用することは解析を行う上での選択肢の1つになります。今回使用している□80×5t[mm]のような単純な形状ならまだよいのですが、アルミプロファイル材のような複雑な断面形状を固体要素で分割するのは非常に難しく、その断面の変化を見るような検証をする必要もないので、この梁要素の使用が有効といえます。
以上の解析結果から、架台ベース中央部の変位0.4[mm]は大き過ぎることが分かります。そのため、構想モデルの変更(設計変更)が必要と判断できます。
図13のように、変形の大きかった中央部に補強の柱を入れるように変更しました。これを基に、あらためて解析を行ってみましょう。 (次回に続く)
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