凸版印刷、製造業向けデジタル化支援ソリューションのクラウド版を発売製造ITニュース

凸版印刷は、製造業向けデジタルトランスフォーメーション支援ソリューションのクラウド版「NAVINECTクラウド」を発売した。「生産点検」「見える化」「在庫管理」「帳票管理」「トレース」の5カテゴリーを順次提供する。

» 2020年06月10日 09時00分 公開
[MONOist]

 凸版印刷は2020年5月21日、製造業向けデジタルトランスフォーメーション(DX)支援ソリューションのクラウド版「NAVINECTクラウド」の販売を開始した。

 「NAVINECT」は、もともと同社内の製造拠点をデジタル化するために開発した製造アプリケーションを汎用化したものだ。これまでオンプレミス型で提供してきたが、主要なアプリケーションをクラウド上で提供開始する。

 クラウド版で提供するのは、「生産点検」「見える化」「在庫管理」「帳票管理」「トレース」の5カテゴリー。まずは今回、生産点検と見える化の2カテゴリーを提供する。今後、同年7月に在庫管理、帳票管理を、同年度にトレースを順次追加提供する予定だ。

キャプション 「NAVINECTクラウド」全体イメージ(クリックで拡大) 出典:凸版印刷

 いずれもクラウド型のため、自社内へのサーバ設置は不要だ。マルチデバイス対応で、タブレットなどのデバイスからもアクセスできる。セキュリティ面も考慮されており、気密性の高い顧客の製造情報などは、同社の自社データセンター内に保存する。

 5カテゴリーから必要な機能を組み合わせて利用できるため、データに基づく生産性向上が期待できる。NAVINECTと組み合わせた、オンプレミスでの提供も可能だ。利用料は、1カテゴリー当たり月額23万円からとなっている。

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