Altairは、WRAP InternationalのWRAPソフトウェア事業を買収した。周波数帯管理や無線ネットワークプランニング向けの先進的なソフトウェアテクノロジーの獲得により、多様な無線通信ニーズに対応する。
Altair Engineering(アルテアエンジニアリング)は2020年5月7日(現地時間)、WRAP InternationalのWRAPソフトウェア事業を買収したと発表した。
WRAPは、周波数帯管理や無線ネットワークプランニング向けのソフトウェアテクノロジーだ。Saabグループ傘下で創業して以来、30年にわたって開発が続けられ、世界各国の公的機関や防衛当局で利用されている。
また、WRAPは、無線通信の周波数帯の利用効率を最大化するほか、無線ネットワークプランニング、干渉、カバレッジ計算といった多様なニーズに対応する。買収により、Altairの電磁界解析ソリューションである高周波電磁界解析ソフトウェア「Feko」「newFASANT」、無線通信の電波伝搬モデリングとネットワークプランニング向けの「WinProp」を強力に補完する。
Altairの創業者でCEOのJames Scapa氏は、「WRAPの獲得は、5G、コネクティビティ、IoT(モノのインターネット)などの無線通信分野におけるAltairのポートフォリオを戦略的に補強する。Altairは引き続き、世界最高のソフトウェアポートフォリオを構築することで顧客の目標達成を支援していく」と買収の意義を語っている。
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