ディープラーニング機能搭載の工業用スマートカメラ、外観検査を容易にFAニュース

Cognexは、In-Sight工業向けスマートカメラに、ディープラーニングソフトウェアを内蔵した工業用スマートカメラ「In-Sight D900」を発表した。多様な業界の検査自動化に貢献するだけでなく、複雑な外観検査を迅速、容易にし、コストを削減する。

» 2020年05月18日 07時00分 公開
[MONOist]

 Cognex(コグネックス)は2020年4月20日、ディープラーニングを搭載した工業用スマートカメラ「In-Sight D900」を発表した。

 In-Sight D900は、In-Sight工業向けスマートカメラに、同社のViDiディープラーニングソフトウェアを内蔵している。そのため、光学文字認識(OCR)やアセンブリ検査、欠陥検出といったさまざまなインライン用途において、複雑な外観検査を迅速、容易にし、コストを削減する。

キャプション 工業用スマートカメラ「In-Sight D900」(クリックで拡大) 出典:Cognex

 堅牢性、一貫性を有するビジョンシステムに、人間の検査員の学習能力を加えたIn-Sight D900を用いることで、幅広い製品の検査が可能になる。自動車や家電、消費財、包装、食品、飲料、医療機器、ロジスティクスなどさまざまな業界において、複雑な検査アプリケーションの自動化に貢献する。

 なお、In-Sight D900は少数の画像サンプルがあれば設定可能で、同社のスプレッドシートプラットフォームにより、PCやディープラーニングの専門知識がなくても使用可能だ。

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