ダイベア、精密軸受専用工場を大阪府和泉市に建設 : 工場ニュース
ダイベアは、ジェイテクトグループ初の精密軸受専用工場「ダイベア和泉分工場」を大阪府和泉市に建設し、2020年4月10日に開所式を開催した。同工場では、超高性能軸受「PRECILENCER」シリーズを生産する。
ダイベアは2020年4月13日、ジェイテクトグループ初の精密軸受専用工場「ダイベア和泉分工場」を大阪府和泉市に建設し、同月10日に開所式を開催したと発表した。同工場では、超高性能軸受「PRECILENCER(プレシレンス)」シリーズを生産する。
SDGs(持続可能な開発目標)達成のため、各産業でMaaS、CASE、5G、ロボティクスなどへの対応が急務となっている。ジェイテクトはダイベアと共同で、材料、熱処理、加工技術革新に取り組み、高精度な軸受であるPRECILENCERシリーズを開発。これまでの軸受では達成できない回転精度、静粛性、高速性、低トルク性、長寿命を特徴とする。
ダイベア和泉分工場は、敷地面積2290m2 、延床面積3009mm2 。同工場敷地内には、ダイベアグループのミッドテックの工場も開設して仕入先を統合し、経営体質の強化を図る。
開所式 出典:ジェイテクト
ジェイテクト香川工場が挑むIoT活用、生産効率はどこまで高められるのか
自動車のトランスミッションやディファレンシャルギアなどに用いられる円すいころ軸受を生産しているジェイテクトの香川工場。スマート工場を実現するためのIoT活用として位置付ける「IoE(Internet of Everything)」をはじめ、同工場が取り組んでいる生産効率化に向けたさまざま取り組みを紹介しよう。
「IoE」を世界へ、ジェイテクト亀山工場が作る「見える化」の標準形
インダストリー4.0など工場のスマート化への動きが加速している。ジェイテクト亀山工場では「IoE」コンセプトをベースに独自機器により異種環境間のデータ取得を可能とし、生産性向上を実践する。同工場の取り組みを紹介する。
エッジは強く上位は緩く結ぶ、“真につながる”スマート工場への道筋が明確に
IoTやAIを活用したスマートファクトリー化への取り組みは広がりを見せている。ただ、スマート工場化の最初の一歩である「見える化」や、製造ラインの部分的な効率化に貢献する「部分最適」にとどまっており、「自律的に最適化した工場」などの実現はまだまだ遠い状況である。特にその前提となる「工場全体のつながる化」へのハードルは高く「道筋が見えない」と懸念する声も多い。そうした中で、2020年はようやく方向性が見えてきそうだ。キーワードは「下は強く、上は緩く結ぶ」である。
工場自動化のホワイトスペースを狙え、主戦場は「搬送」と「検査」か
労働力不足が加速する中、人手がかかる作業を低減し省力化を目的とした「自動化」への関心が高まっている。製造現場では以前から「自動化」が進んでいるが、2019年は従来の空白地域の自動化が大きく加速する見込みだ。具体的には「搬送」と「検査」の自動化が広がる。
自律するスマート工場実現に向け、IoTプラットフォーム連携が加速へ
製造業のIoT活用はスマート工場実現に向けた取り組みが活発化している。多くの企業が「見える化」には取り組むが、その先に進むために必要なIoT基盤などではさまざまなサービスが乱立しており、迷うケースも多い。ただ、これらのプラットフォームは今後、連携が進む見込みだ。
見えてきたスマート工場化の正解例、少しだけ(そもそも編)
製造業の産業構造を大きく変えるといわれている「第4次産業革命」。本連載では、第4次産業革命で起きていることや、必要となることについて、話題になったトピックなどに応じて解説します。第28回となる今回は、スマート工場化において見えてきた正解例について前提となる話を少しだけまとめてみます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.