アイシン精機は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大によって厳しい状況にある医療現場を支援するトヨタグループの取り組み「ココロハコブプロジェクト」の一環として、2020年5月中旬から簡易ベッド台と簡易間仕切り壁の生産を開始する。
アイシン精機は2020年4月30日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大によって厳しい状況にある医療現場を支援するトヨタグループの取り組み「ココロハコブプロジェクト」の一環として、同年5月中旬から簡易ベッド台と簡易間仕切り壁の生産を開始すると発表した。
今回生産する簡易ベッド台と簡易間仕切り壁は、アイシン精機が自動車部品の開発と生産で培ってきた技術やノウハウ、ミシン、ベッドをはじめとする家庭用品開発の経験も生かして設計した。簡易ベッド台はキャスター付きで折り畳んで簡単に持ち運べ、簡易間仕切り壁も分解して運搬できる。このため、現場での容易な設置が可能だ。
生産台数は、簡易ベッド台が日2台、簡易間仕切り壁が日16組をめどとしており、医療現場の要望に応じて提供していく。
なお、アイシン精機は1966年から「トヨタベッド」や「ASLEEP」ブランドなどでベッド事業を展開してきたが2019年4月に事業撤退を決定。2019年末に生産を、2020年3月に販売を終了している。マットレス製品については、大地コーポレーションへ生産設備を譲渡し、一部商品の仕様変更を行って2020年4月から継続販売することが決まっているという。
この他にもアイシングループでは、2020年6月上旬から自社グループ施設内で従業員向けのマスクの生産を開始する計画である。
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