医療用カメラ向け超小型情報伝送用半導体の新製品を発売医療機器ニュース

ザインエレクトロニクスは、医療用カメラ向け超小型情報伝送用半導体の新製品「THCV243」の量産を開始した。2Mピクセル60フレームの映像を1本のケーブルで伝送できる。

» 2020年04月27日 15時00分 公開
[MONOist]

 ザインエレクトロニクスは2020年3月31日、医療用カメラ向け超小型情報伝送用半導体の新製品「THCV243」の量産を開始したと発表した。

 同社独自の情報伝送技術「V-by-One HS」を活用し、4レーンのMIPI CSI-2信号を束ねて、1レーンのV-by-One HS信号へと変換する。同技術は伝送速度が4Gビット/秒で、非圧縮2Mピクセル60フレームの映像データを1本のケーブルで長距離伝送できる。

キャプション 超小型情報伝送用半導体「THCV243」 出典:ザインエレクトロニクス

 パッケージは2.1×2.9mmと、従来の類似性能の超小型半導体と比べて約4分の1まで小型化。医療カメラ以外にも、ウェアラブル機器やロボットなど小型カメラアプリケーションが必要とされる場で利用できる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.