設置場所を選ばない、名刺2枚サイズの小型ファンレス組み込み用PC : FAニュース
コンテックは、名刺2枚サイズの小型ファンレス組み込み用PC「BX-U200」シリーズを発売した。110×90×29mmと小型で、50mmの隙間に設置できるため、設置場所を選ばない。
コンテックは2020年1月15日、名刺2枚サイズの小型ファンレス組み込み用PC「BX-U200」シリーズを発売した。110×90×29mmと小型で、50mmの隙間に設置できるため、設置場所を選ばない。価格はオープン。
ファンレス組み込み用PC「BX-U200」シリーズ(正面) 出典:コンテック
CPUに「Intel Atom x5-E3940」を採用し、十分なパフォーマンスを確保しながら、低消費電力となっている。また、USB PDはUSB Type-Cに対応。モニター、USBハブ、ドッキングステーションなどの外部機器をケーブル1本で接続し、受給電できる。DP Alt Modeに対応しており、BX-U200シリーズからモニターへ同一ケーブル経由で映像信号を出力できる。
PC本体は、VESA規格に対応した液晶ディスプレイの背面へ設置できる。オプションでDINレールへの取り付けも可能だ。使用温度範囲は−30〜+50℃となる。Wi-Fi、Bluetoothモデルも用意する。
無線LANモデルのDINレール取り付けイメージ 出典:コンテック
スマートファクトリーが追い風に、産業用PCは工場内IoTの基盤となるか
工場内でIoTなどを活用し最適な生産を実現する「スマートファクトリー」への関心が高まっている。その基盤としてあらためて導入が広がっているのが産業用PCだ。従来は専用機器を活用することが多かった工場内だが、ネットワークや異システム間連携が必須となる中、産業用PCの「オープン性」があらためて注目を集めている。
工場にしなやかさをもたらす、産業用PCの真価とは〔前編〕
産業用コンピュータの歴史の中で、産業用PCにスポットを当てて解説していきます。まず〔前編〕で現在に至る歴史とその背景を、〔後編〕で産業用PCの製品特徴と使われる分野、これからの方向性などについて紹介します。
ノンプログラミング開発環境がIoTのエッジとクラウドの相克を解消する
IoT活用を進めていく上で大きな課題になるのが、IoTデバイスなどのエッジ側とクラウド側の間に存在するソフトウェア開発環境の違いだ。この相克を解消するノンプログラミング開発環境に注目が集まっている。
組み込み業界に大インパクト「Amazon FreeRTOS」の衝撃
「AWS re:invent 2017」で発表された「Amazon FreeRTOS」は組み込み業界に大きなインパクトを与えることになりそうだ。ベースとなるオープンソースのMCU向けRTOS「FreeRTOS」、FreeRTOSとAmazon FreeRTOSの違いについて解説する。
スマートファクトリーはエッジリッチが鮮明化、カギは「意味あるデータ」
2017年はスマートファクトリー化への取り組みが大きく加速し、実導入レベルでの動きが大きく広がった1年となった。現実的な運用と成果を考えた際にあらためて注目されたのが「エッジリッチ」「エッジヘビー」の重要性である。2018年はAIを含めたエッジ領域の強化がさらに進む見込みだ。
エッジは強く上位は緩く結ぶ、“真につながる”スマート工場への道筋が明確に
IoTやAIを活用したスマートファクトリー化への取り組みは広がりを見せている。ただ、スマート工場化の最初の一歩である「見える化」や、製造ラインの部分的な効率化に貢献する「部分最適」にとどまっており、「自律的に最適化した工場」などの実現はまだまだ遠い状況である。特にその前提となる「工場全体のつながる化」へのハードルは高く「道筋が見えない」と懸念する声も多い。そうした中で、2020年はようやく方向性が見えてきそうだ。キーワードは「下は強く、上は緩く結ぶ」である。
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