多様化するニーズに対応、3Dプリンタ向けオープンフィラメントプログラム3Dプリンタニュース

日本3Dプリンターは、3Dプリンタ「Raise3D」で利用可能なフィラメントの用途とラインアップを拡充する「RAISE3D日本OFP」を開始した。純正品に加え、サードパーティー製フィラメントをニーズに応じて提供する。

» 2020年01月30日 13時00分 公開
[MONOist]

 日本3Dプリンターは2020年1月15日、同社が日本総代理店として扱う3Dプリンタ「Raise3D」で利用可能なフィラメントの用途とラインアップを拡充する「RAISE3D日本OFP(オープンフィラメントプログラム)」を開始した。純正のフィラメントに加え、ニーズに応じたフィラメントと造形パラメーターをユーザーに提供していく。

「RAISE3D日本OFP」 「RAISE3D日本OFP」(クリックで拡大) 出典:日本3Dプリンター

 このサービスでは、同社が純正として提供する約20種類のフィラメントだけでなく、サードパーティー製フィラメントを造形テストし、ラインアップに追加する。ユーザーのニーズに合わせ、これまで一般的だったABS樹脂やPLA(耐熱性ポリ乳酸)樹脂では対応できなかった新しい用途に適応したフィラメントを提供する。

 現在、Clariant製のFR難燃(V-0)系フィラメント、Copper3D製のFDA認証フィラメント、BASF製の機能型フィラメント全20種類を順次テストしている。Raise3Dで活用可能か確認後、ラインアップに追加する予定だ。

多様化するフィラメントのニーズ 多様化するフィラメントのニーズ(クリックで拡大) 出典:日本3Dプリンター

 なお、通常、純正品以外に保証は適用されないが、同プログラムで提供されたフィラメントは保証対象になる。活用可能なフィラメントの用途とラインアップを拡充することで、導電性、耐熱性、耐薬品性、耐候性、高強度など多様化する3Dプリンタ用フィラメントのニーズに対応していく。

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