プロトラブズは「オートモーティブワールド2020」に出展し、試作/小ロット生産に対応した、切削加工および射出成形によるオンデマンド受託製造サービスに関する展示を行っていた。
プロトラブズは「オートモーティブワールド2020」(2020年1月15〜17日、東京ビッグサイト)に出展し、試作/小ロット生産に対応した、切削加工および射出成形によるオンデマンド受託製造サービスに関する展示を行った。
同社の受託製造サービスは、専用のWebサイト上に加工したいパーツなどの3Dデータをアップロードし、加工方式や材料などを指定して見積依頼を出すだけで、平均3時間で見積もり結果と製造性の解析結果(加工時のリスクの有無など)を返してくれる。サービス利用者はその結果を確認し、問題がなければすぐに発注(加工依頼)できる。万一、3Dデータの修正が必要であれば、製造性の解析結果を基に該当箇所の設計を見直して、再見積もりすればよく、修正の際、専門エンジニアによる電話サポートも無償で受けることができる。
展示ブースでは、CNC切削加工および射出成形サービスを活用した加工サンプルを多数展示していた他、同社サービスを実際に活用したケースとして、石川エナジーリサーチによる農業散布用ドローン「アグリフライヤー」の機構パーツの試作/小ロット生産、クリティカによる照明/空調/施錠管理システム用パーツの筐体試作/小ロット生産など、複数の製品開発事例が展示されていた。
また、2019年11月に発表した、「ワンストップ設計・製造支援サービス」についても訴求(関連記事:2次元資産を3D CADデータ化し、パーツ製造までワンストップで支援するサービス)。同サービスは、2次元図面や2D CADデータを基に、3D CADデータ作成からパーツ製造までをワンストップで支援するもので、2次元データ資産しか所有していないユーザーでも気軽に同社のオンデマンド受託製造サービスを活用できる。2次元図面および2D CADデータから3D CADデータに変換する作業はサービスパートナーであるテクノブレインが行う。「日本の製造業は、3次元化が進んでいない現場も多い。そうした企業に対してこの新サービスを訴求することで、設計開発や試作、小ロット生産の効率化を支援していきたい」(同社説明員)。
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