最大可搬質量4kg、サイクルタイム0.41秒のスカラロボットFAニュース

ヤマハ発動機はスカラロボット「YK400XE」を発売した。駆動系やアーム構造を見直し、最大可搬質量が従来機の1.4倍に向上、標準サイクルタイムが10%短縮した。高速かつ振動の少ない動作で生産性向上に寄与する。

» 2019年10月15日 07時00分 公開
[MONOist]

 ヤマハ発動機は2019年9月17日、スカラロボット「YK400XE」を発売した。希望小売価格はコントローラー「RCX340」とセットで79万8000円(税別)。発売後1年で3650台の販売を計画している。

 YK400XEは「YK400XR」の後継機種で、駆動系やアーム構造の見直しによって剛性を高め、振動の低減やモーションの最適化を図った。その結果、最大可搬質量が4kgと従来機の1.4倍に向上し、2kg可搬時の標準サイクルタイムが約10%短縮して0.41秒となった。高速かつ振動の少ない動作で生産性向上に寄与する。

 精密部品の組み立てやシーリングなどでの動作をさらに最適化するため、実際の使用領域に最適なパラメーターを採用。また、コントローラーRCX340の性能アップにより、軌跡精度が向上している。小型部品の組み立てや箱詰め、仕分け、検査など幅広い用途に利用できる。

 なお、従来機YK400XRとは取り付け位置に互換性があるため、置き換え作業も容易だ。

photo スカラロボット「YK400XE」 出典:ヤマハ発動機

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