円筒部品(軸物)の真直度は2種類あります。1つが「軸線(中心軸)の真直度」(図7)、もう1つが「母線(稜線)の真直度」(図8)です。
軸線(中心軸)の真直度測定は、以下の通りです。
母線(稜線)の真直度測定に対する注意
・最低90度方向に回転させた状態でも測定を行います
・測定箇所は多いほど測定自体よくなりますが、効率も考慮すべきです
母線(稜線)の真直度測定は、以下の通りです。
さて、前回と今回で、データムを必要としない幾何公差について説明しました。次回から“データムを必要とする幾何公差”について解説します。お楽しみに! (次回に続く)
さまざまな幾何公差【その1】〜その定義や例、測定方法について〜
「データム記号」の使い方と設計者が身に付けておくべき作法
「データム」とは何か? をあらためて理解する
幾何公差の“目的”とは何か?
JIS規格における「幾何公差」の取り扱いを把握する
データムの測定はどうすればいいの?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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